何でもやりっぱなしの次男に
『論理的結末』の体験で自立心を養う
3児(12歳男子、10歳女子、9歳男子)の母 Kさん
まず、我が家の兄弟3人の性格などを紹介いたします。
長男:几帳面、神経質。以前から身の回りのことなどは自分でしています。
長女:勝ち気、明るい。身の回りのことなどは、だいたい自分でしますが、兄ほど上手にはできません。
次男:上の二人にはない独特なところがありまして、 机の上もがちゃがちゃ、支度も時間ぎりぎり。何か一つやっているかと思うと、すぐ他のことに夢中になり、一生懸命遊びます。帰ってくるとランドセルも机の上には置かず、テーブルの足下などに置きっぱなし。
子育ての学びの場で何とか変えたいと思ったのは、この次男の性格です。こうして私と次男との戦いが始まりました。
朝は自分で起きる
目覚し時計を買い、セットの仕方を教えました。自分で起きる時間をセットし、それで起きなくても一切起こさないことを約束しました。さっそく次男は、嬉しそうに時間をセットし、床に就きました。
~次の朝~
ジリジリーン(目覚しのベル)なかなか起きず。
私 『だいじょうぶかな、だいじょうぶかな。でも、約束したんだから、ここで声をかけたらだめだ』(自分に言い聞かす)
まだ起きず。
私 『どうしよう。起こそうかな。今日だめだったら、 明日からにすればいいんだ。でも、やっぱり止めよう。せっかく決心したのに、ここで起こしたら終わりだ』
(また、言い聞かす)
やっと起床。なんと7時30分。
次男 (泣きながら)
「どうして起こしてくれなかったんだよ。もう遅れちゃうよ」
私 「昨日、約束したでしょう。目覚しで起きるって。もし起きなくても、声はかけないからねって」(早くしないと遅れるぞー)
次男 「だって、僕、みんなに置いていかれちゃうよ」
私 「じゃ、おかあさん、みんなに『先に行っていいよ』って言うけどいい」
次男 (泣きながら)
「どうしょう。どうしょう」
(ばたばたして、とっくに行ったみんなの後を泣きながら走って行く)
この状態が何週間か続きました。担任の先生にも話して、ご迷惑をかけることを承諾していただきました。

どれくらいたったでしょう。目覚しを使わず、時々自分から起きはじめたある日のことです。
次男 「僕、明日も一人で起きるから、絶対、起こさないでね」
私 「わかったよ。おやすみなさい」
~次の朝~
主人 「おい、6時50分だぞ」
次男 「何で起こすんだよ。昨日、起こさないでって言ったのに」
これは失敬!! 前日主人は帰りが遅くてこのことは知らなかったのです。この後の私のフォローったら・・・。主人にも次男にも、なんとも申し訳なくて。
洗濯かごに入れてあるものだけ洗う
自分の靴は自分で洗う。洗濯ものは洗濯かごへ入れるということは、我が家の決まりになりました。これについても、「論理的結末』を体験させたことがあります。
~月曜日の朝~
次男 「あれ、僕の体操着は?」
私 「だって、かごに入ってなかったから洗わなかったよ」
次男 「え一つ!! だって今日、体育があるのに」
(べそをかく)
私 「だって約束したよ」

次男 「じゃ!! 今日の体育、どうすればいいの」
私 「どうしたら、いいんだろうねぇ」
(次男、泣きながら何とかしてくれると思っている)
次男 「じゃ、いいよ。『今日、忘れました』って言って半ズボンでやる」
(不満気味)
私 「そう、じゃ、先生にそう言いなさい」
息子は半ズボンで体育の授業を受けました。
お風呂のお湯を入れる係に
家事の分担では、息子はお風呂のお湯を入れる係になりました。
次男 「おかあさん、今日僕が風呂洗うから、洗わないでね」
私 「いいよ。とても助かるからね。でも、どうして」
次男 「いいから、いいから」
(ニャニャして学校へいく)

~夕方、遊びから帰って来て~
次男 「さぁ、洗おうっと」
(ズボンをぐっと上げる)
そっと見に行くと、風呂桶の中に入ってシュッシュッシュッと洗っています。
私 「なぁんだ。だから洗いたかったんだ」
次男 「うん。だって、これ前からテレビのコマーシャル見てて、おもしろそうだと思っていたんだ。おもしろいよ。おかあさんもやってみる?」
私 「いいよ、いいよ。君の方が上手だからやっていいよ」
一生懸命洗ってお湯を入れる。もうそろそろかなと思っていると、自分で様子を見にいく。
次男 「まだだね。あと3分くらいかな」
私 「どうして?」
次男 「だって、お湯を入れて20分位すると、だいたい一杯になるんだ」
私 「ほんとう? 知らなかった」
(時計を見て、自分なりの考えで仕事をしていたなんて。母親の不覚)
子育ての学びの場で学んだことを一つ一つ根気よく積み重ねていくと、知らないうちに子供たちが着実に逞しく自立していくようです。
長男がくれた「母の日」のメッセージには
「いつまでも明るい変なおかあさんでいてください」
とありました。このことの意味が私には、何となくわかるような気がします。
「今までとは、また、他のおかあさんとはどことなく変わっている、いや、変わってきているおかあさん」
と言いたいのだと・・・。
子育ての学びの場を教えてくれた親友に、心からありがとうと言いたい。
最後に、「完璧でなくていい。重要なのは、どれだけ努力し、どれだけ前進するかだ」という子育ての学びの場・STEP勇気づけセミナーの言葉が大好きです。






