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2022年11月20日 [Default]
親から受け取った



帰省すると、実家のさざんかが満開。

今月退院した父の様子を伺いに帰省したのですが、

少し痩せたものの日常生活には戻っていて、元気そうな姿にホッとしました。



親からどんな形の愛情を受け取ったのか、というのは、
一人ひとり違うんですよね。


例えば、自分が、親として、子どもに対して沢山の愛情をかけたと思っていたとしても、

子どもがどんな風に受け取ったのかによって、それが愛情だと受け止めてもらえないこともある。



私は18歳の時に家を出たから、かれこれ4半世紀以上は両親と離れて暮らしているのだけど、未だに帰るたびに色々甘えさせてもらっていて、

今回の帰省も手作りの五平餅、すき焼きのご馳走でもてなしてもらい、帰り際には沢山の手土産、父の野菜、孫へのお小遣い、

いつもいつも返せないくらいの愛情を頂いてる。



子どもを産んでから、私が、311以降に放射能が怖くなり、続けて添加物や農薬、電磁波、様々なことが気になってしまい、両親に対しても、あれを食べちゃダメ、これを孫に食べさせちゃダメ、と強制したり、電子レンジはダメ、原材料はひとつひとつ確認して、

と食べ物や様々なことに対して病的に執着していた時も、

私の話を

とりあえず全部聴いてくれて、
(たまにケンカすることもあったけど)

ひとつひとつ
これは使って大丈夫?


と確認してくれた。


今思えば、


子どもの言うことを、

無条件にそうだね、信じること、

それが、正しいのか、正しくないのか、は置いておいておくこと。


と言うのは、


親が子どもにできる、最上級の愛情表現のひとつなんだと思う。



あの時の私は、親に愛されているのかどうか、というリトマス試験紙を出していたんだと今はわかる。



いつも待たせてもらう、食材や野菜はもちろん愛情なのだけど、


あの時、


話を聴いて、受け止めてくれたことは、


私を大切に思ってくれていたと言うこと。


あの、受け止めてもらった体験は、


一生忘れないだろうなと今思い返しても思う。




この歳になって、流石に親孝行しなきゃと思うのだけど、
いまだに思うような形では返せていないような気がして、

それでも甘え続けている自分がいる。


それでも、

いや、それさえも、


親孝行だと、


都合良く捉えている自分。


そして、

親から子どもへかけてもらった愛情を、

わが子に繋いでいくことが、


親孝行なんだなと、今ではそう思うようにしています。



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【STEPリーダー紹介】
竹田亮子
あま市在住。岐阜県白川町出身。責任感の強い長女として育つ。14歳11歳男子の母。義両親と敷地内同居。現在は、次男のホームスクーリングに取り組みながら、まずは家族がいい関係でいることを大切に、そして自分の気持ちを大切に過ごす日々。STEP勇気づけプログラムリーダー。


最後までお読みいただきありがとうございました。








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